一冊書籍のご紹介です。
私が子どもたちとの関わり方についてたくさんのヒントを頂いた一冊です。
「揺れつ戻りつ思春期の峠」 高垣忠一郎 著
思春期とは、親の価値観から離れて自分の価値観を形作っていく、
あっちにぶつかり、こっちにぶつかり、様々なトライ&エラーを繰
自分の価値観を形作るというのは、直線的なプロセスではありませ
進んでみては壁にぶつかり、引き返したり、しゃがみ込んだりする
そしてそれは一人で歩めるプロセスでもありません。
「親からの自立を果たす」という仕事は、その性質上親と子だけで
しかし、今の世の中は、効率やコストパフォーマンスばかりを重視
そして何か問題が起こる度に学校批判を繰り返し、学校の先生から
お子さんの不登校や引きこもりで悩んでいる親御さんは、自分たち
今まで書いて来たように、世の中の構造が、親からの自立を果たす
この世の中には、効率やコストパフォーマンスを重視する、という
医療、宗教、行政、農林漁業、そして教育。
人が人らしく生きていくために必要不可欠なこれらの領域にまで、
それが不登校や引きこもりという現象を引き起こしている原因だと
著者の高垣忠一郎さんは、臨床心理士として、大学教授として数十
本著では、親からの自立を果たす思春期が子どもたちにとってどん
お子さんの不登校、引きこもりに悩まれる親御さん、中高生と関わ