最近心掛けていることに、朝しっかりと朝日を浴びる、というものがあります。
朝日を浴びることで、セロトニンの分泌が促され、心穏やかに過ごせるのだそうです。
加えてセロトニンを材料に作られる眠りを誘発する物質、メラトニンの合成も促され、夜の眠りが改善します。
詳しくはまた日を改めてブログに書かせて頂きますが、ここ数日試してみてとても良い気がしています。
朝起きてカーテンを開けてⅠ5分ほど太陽光を浴びる、ただそれだけです。
良かったら試してみてください。
コロナウイルスの影響で、今年は夏休みが例年より遅いスタートとなっていますが、
新潟市内では小学生はもうすでに夏休み、中学生も間もなく夏休みといった学校が多いです。
夏休みなると決まって出される宿題が読書感想文です。
この時期にご家庭にお邪魔していると、「読書感想文どうすればいいですか?」、「書き方が分かりません」という質問を度々受けます。
どうして読書感想文を書くのに皆苦労するのでしょうか?
それは文章の型を知らないからです。
本日は読書感想文の書き方について。
様々な文章には型というものがあります。
例えば物語であれば、起承転結。
論説文であれば、序論、本論、結論。
学術論文であれば、概要、背景、方法、結果、考察。
それぞれの文章にはそれぞれの型があります。
読書感想文を書くときに途方に暮れてしまう理由は、この型を知らないからです。
それでは読書感想文の型とはどのようなものでしょうか?
読書感想文は、作文を読む人に、自分が読んだ本にはどのような内容が書いてあり、
自分はそれをどのように感じ、この本からどのようなことを学んだのかを伝えるために書く作文です。
この読書感想文の目的が分かっていれば、自ずと読書感想文の型は決まってきます。
私がお勧めする読書感想文の型は、これです。
字が汚くてすみません。
この紙に必要なことを記入していくと、それが読書感想文の型となり、スムーズに作文を仕上げることが出来ます。
それではこの紙をどう使うのか、説明していきます。
まず本を読んでいるときに、印象に残った箇所を三つピックアップしておきます。
そして、本を読み終わったらこの紙を自分で作ってください。
( )でくくってある文章は書き方の説明ですので、書かなくて結構です。
次に、この紙を埋めていきます。
内容1~3には、自分が本を読んでいて印象に残った内容を書きます。
いつ、どこで、誰が、どんなことを言っていたとか、その本に書いてあった内容を作文の読み手に対して説明する箇所です。
次に、それぞれの枠の右隣に、その内容に対して、自分がどのように感じたか、どういうことが印象に残ったか、自分なりの解釈を記入します。
最後に、一番右側のまとめの欄に、解釈1~3に記した内容を要約し、結局自分はこの本からどのようなことを学び、どのように自分の日常生活に生かしていきたいのか、をまとめとして記します。
このようにまずこの紙をすべて記入してから、原稿用紙に向かってください。
作文を書くのになぜ時間がかかってしまうかと言えば、書きながらどういう作文にしていこうか構成を考えるからです。
構成を考えるという作業と、書くという作業が同時進行になってしまうが故に、書くことに時間がかかってしまうのです。
まずこの紙を記入し構成を考えてから原稿用紙に向かえば、もう書くべきことは決まっているので、休みなく一度に書き上げることが出来ます。
もしお子さんが一人で、この紙を埋められないならば、親御さんがお子さんに対して質問をしてあげるといいと思います。
「どこがおもしろかった?」とか「どこが印象に残った?」とか、「それはどうして?」とか、親御さんが質問してあげることで、お子さんの思考は深まっていきます。
それから、最後の三つの解釈を要約するところですが、物事を要約することで人間は抽象的な思考が出来るようになってきます。
三つの解釈に共通するものは何か、要するに何を言っているのか、物事の本質を観取する訓練にもなります。
少し難しいかもしれませんが、ぜひ挑戦させてみてください。
夏休みはいつもより自由に使える時間がたくさんあります。
子どもにはぜひ、たくさん本を読んで、言葉を豊かにし、情緒を育んでほしいと思います。
お子さんの読書感想文を書く際に役立てて頂けたら幸いです。
最後までお読み頂きありがとうございます。
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