生き延びるために必要なこと ~災害ユートピア~

やや肌寒い感じはありますが、今日の新潟市内は本当に良い天気です。

しかし人通り、車の量などを見ていると、やはり普段の街とは違う印象を受けます。

コロナウイルスの影響が広がる中で、私も外出したり人と会ったりする機会が減ってきました。

お店を休業したり、営業形態を変えたり、身近な人達にも影響が広がっています。

皆さん大変な状況にあるにも関わらず、親切にしてもらったり、ねぎらいの言葉をかけてもらったり、

ありがたいことに私は普段からそういうことが多いのですが、普段にも増してこのウイルス禍でそのように接して頂くことが増えたように思います。

大変な状況にあるにも関わらず、誰かに優しくしてもらったこと。

思い出してみると今までにそういうことが何度もあったことに気が付きました。

子どもの頃のことです。

冬に大雪が降って、かぎっ子だった私は学校からの帰り道、帰ったらまず家の前の雪かきをしないと家に入れないと思っていたのですが、

家に着くと、家の前、それから車庫の前まできれいに雪かきがされていました。

自分の家の周りだけでも大変だっただろうに、近所のおじいさんが私の家の周りも雪かきしてくれていたのです。

私が特別に人との出会いに恵まれているからなのでしょうか?

そうだとすれば本当にありがたいことなのですが、それだけでは無いようです。

先日、このような現象を説明する言葉に出会いました。

「災害ユートピア」という言葉です。

災害ユートピアとは:

大規模な災害が発生すると、被災者や関係者の連帯感、気分の高揚、社会貢献に対する意識などが高まり、一時的に高いモラルを有する理想的なコミュニティーが生まれる現象。災害を契機に生み出されたユートピア。(Weblio辞書より引用)

これはアメリカの著作家レベッカ・ソルニットが同名の著書で提唱した概念です。

自身が1989年にカリフォルニア州で発生したロマ・プリータ地震で被災した際の経験を踏まえ、今までに起きた大災害を調査、研究した結果、

災害時には即席の助け合いのコミュニティが形成され、見知らぬ人同士が助け合うという現象が起きていることを発見しました。

阪神淡路大震災や東日本大震災の際にも、助け合いや支え合いの雰囲気が高まり、世界から日本人の公共性の高さが称賛されたことがありましたが、

これは決して日本に限った話ではなく、様々な時代、様々な国で共通にみられる現象だということです。

続きます。

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