ゲーム障害 ~子どもを食い物にする国

昨日はWHOが正式にインターネット・ゲームの依存を「ゲーム障害」という疾患に認定したという事を紹介しました。

私は日々学習を通じて子どもと接する仕事をしておりますが、イライラしていたり、目がうつろだったり、集中力が持続しないなどの状態にある子どもの割合が増えているように感じています。

ある研究結果によると、テレビゲームを一時間した後の血液中のドーパミン量の増加は、覚せい剤を静脈注射した時のそれに匹敵する数値なのだそうです。

しかし、人間の身体は同じ強さの刺激を受けていると、それを刺激とは認識しなくなるという性質があります。臭いにおいのする場所にいると、それを臭いと感じなくなるのもその一例です。

同じ量の刺激ではもう満足感が得られなくなって、さらなる強い刺激を求めて、さらにその行為に没頭するようになる、これが依存症の仕組みです。

日本に先んじてインターネット・ゲームの依存症が社会問題になっている中国や韓国では、矯正施設が設けられたり、午前0時~午前6時までの間16歳未満のネットアクセスを禁じる法律が施行されるなど、対策が講じられています。

その一方で、日本では、インターネット・ゲームに関してこれといった対策も講じられておらず、その危険性さえ把握していない大人も多いのが現状です。

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昨日も書きましたが、日本のゲーム業界の市場規模は、1兆3800億円(2016年)に達し、過去最高を記録しています。そしてその75%をしめるのが、依存症の危険性が高いとされているオンラインゲームです。

たとえ健康を害したとしても、それが経済成長に資するなら、政治的に正しいとされる風潮が瀰漫している昨今の日本では、公的な規制の動きはしばらく出てくることはないでしょう。

だから、人頼みにするのではなく、まずは子どもたちと一番身近に接する親御さんがこの問題を知って、一人一人考えて行動していくしかないのだと私は考えます。

日本では唯一となるネット・ゲーム依存症の専門外来を持つ久里浜医療センターのホームページをご紹介させて頂きます。

もしお子さんのネット・ゲーム依存傾向を心配されているようならば、ぜひ一度ご覧になってみてください。

久里浜医療センターホームぺージ

続きます。

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