「褒めて育てる」の落とし穴

褒めることでお子さんが伸びていく。

普段から子どもに誉め言葉をかけるように意識している。

そういう親御さんもいらっしゃることと思います。

ただ、「褒めて育てる」にも注意点があります。

 

=褒めて伸ばすの落とし穴=

例えばテストでいい点を取ったときに、部活動で良い成績を修めたときに、

「よく頑張ったね」と褒める。

それ自体は素晴らしいことと思います。

と同時にそれだけでは不十分でもあります。

何が不十分なのか?

褒めることのいったい何が落とし穴なのか?

それは、ある条件を満たさなければ自分は受け容れられない、

そんな印象をお子さんに抱かせてしまう場合があるからです。

テストでいい点を取らなければ、部活動でいい成績を修めなければ、

自分はお父さんお母さんに受け容れてもらえない。

そんな印象をお子さんに与えてしまう場合があるからです。

 

=誉め言葉+○○の言葉=

お子さんを褒めて育てることは素晴らしいことですが、

それだけでは不十分な場合があります。

ここでちょっとイメージしてみてください。

自分の身近な人から次の言葉をかけられる場面を想像してみてください。

「この難しい仕事をこんなに早く終わらせてすごいね」

「いつも元気でいてくれてありがとうね」

どちらの言葉がけがうれしいという気持ちが強いですか?

一つ目の言葉は、自分の能力に対する承認の言葉。

二つ目の言葉は、自分の存在に対する承認の言葉。

どちらの言葉がうれしいという気持ちが強いですか?

きっと二つ目の言葉と答える人が多いと思います。

誰だって自分がここにいることを喜ばれたら嬉しいと思うのです。

これが誉め言葉にプラスするもの。

「感謝の言葉」とでも言えばいいでしょうか。

 

=根っこを伸ばす言葉がけ=

木になぞらえるならば、誉め言葉で伸びていくのは枝や葉っぱです。

感謝の言葉で伸びていくのは、根っこです。

誉め言葉でどんなに枝葉を広げていっても、根っこの浅い木はいつか倒れてしまいます。

逆に根っこの深い木は安心して枝葉を広げ、大きな木へと成長していくことができるでしょう。

私たち大人はついつい目に見える枝葉の成長に一喜一憂してしまいがちですが、

枝葉が伸びることよりも、目に見えない根っこがしっかりと成長していることのほうが、

何倍も大切だと私は考えます。

子どもたちは、お父さん、お母さんに喜ばれたいと思っています。

お父さん、お母さんが自分の存在を喜んでくれている。

それは子どもに深い自信を与えるのだと思います。

もし今、お子さんがなんだかちょっと元気がない。

そんな風にお感じになるならば、誉め言葉に加えて感謝の言葉がけを試してみてください。

最初は気持ち悪がって素直に言葉を受け取ってくれないかもしれません。

それでもどうか忍耐強く感謝の言葉がけを続けてみてください。

効果が出るには時間がかかるかもしれません。

でも着実にお子さんの自信の根っこは深く深くなっていくはずです。

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