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「もともとそんなにできる子じゃないから、、、」

「もともとそんなにできる子じゃないから、、、。」

ご家庭でお子さんと学んでいると、親御さまからこのような言葉を聞くことがあります。

日本では、身内を褒めることを良しとしないという文化がある事も関係しているかもしれません。

しかし、その日々の何気ない言葉がけがお子さんの才能の発露に影響を与えているとしたらどうされますか?

ピグマリオン効果という言葉をご存じでしょうか?

一言でいうならば、「人はそのように接することでそのようになっていく」というのがその内容です。

アメリカで以下のような実験が行われました。

幼稚園から五年生までの子どもに学習能力テストを行いました。

そして次の学期から担任になった教師たちに、数人の子どもの名前を伝え、

その子どもたちが学習能力テストでずば抜けた学習能力があることが分かったという情報を伝えました。

実はそれは嘘の情報で、その子どもたちがほかの子どもに比べて成績が伸びるであろう客観的事実はありませんでした。

しかし学期末に学習能力テストをしてみると、名前を伝えられた子どもたちの成績は大きく伸びていました。

その子どもたちとほかの子どもたちにどんな違いがあったのでしょうか?

それは接する教師がその子たちに対してどのような前提をもって向き合っていたか、とこの実験は結論づけています。

その教師たちは、名前を告げられた子どもたちには特別な才能があるという前提で接していました。

そしてその教師たちの前提が子どもたちの能力の向上をもたらしたということです。

周りにいる大人がどのような前提をもってその子と向き合うか、

それでその子の能力が大きく伸びもすれば、花開かなくなってしまいもする。

私自身この話を初めて聞いたとき、自身の子どもとの接し方を振り返って反省することが多々ありました。

人はそのように接することでそのようになっていく。

その思いをもって日々子どもたちと一緒に学ばせて頂いております。

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